冬のはじめのりんごほっぺ 〜Terrorist〜
「忍ー、来てるのかー?」 宮城の声を聞くや否や、俺の集中力はぱっと途切れる。 それでも顔をあげることなく、俺は宮城からもらった本を読むふりをして宮城を出迎える。 大学の授業は簡単すぎて暇をもてあましている俺は、こうやって宮城の帰りを待つことがもはや日課になっていた。 12月に入って帰りの遅くなった宮城は、むしろ仕事で遅くなる時より今日みたいな飲み会のほうが帰宅が早い。 「早かったじゃん」 本から目も上げないままそう告げると、突然頬にちゅーーっと音をたててキスしてきやがった。 「俺がいなくてさびしかったのかー、忍チンは可愛いでちゅね〜」 そして大いに笑う。酔っ払いのオッサンはからかってるのかもしれないが、俺の頬は火がついたように熱くなった。 「ガキ扱いすんなって言ってんだろっ!!!」 「その反応が可愛いんだよな〜、ほっぺた赤くなって、りんごみたーい」 そう言いながら、俺をぎゅうぎゅう抱きしめてくる宮城。 あのさ、最近分かったことがあんだよ。あんたのこれ、甘えなんだろ? 今日は学部の忘年会だって父さんからメール入ってたから。 その年で教授って大変だよな、周りに気ぃ遣って成果上げて研究費とってきて。 酒の席じゃ余計な雑音も入ってきて、あんたのことだからおくびにも出さないで済ますんだろうけど ストレスはたまるよな。 「あの助教授にじゃなくて・・・」 もっと俺に甘えてよ。まだ俺じゃ、頼りないかもしれないけど。 最後の言葉は声にならなかったから、酒で色づいた宮城のりんごほっぺに、俺はそっと唇を近づけた。
* * * * 2008/12/1 (Mon) ラストはテロ組!! まさかの、宮城がりんごほっぺですwwwww どうしよう、宮城の甘えが抱きつき癖に表れてるだなんて…! 予想外の可愛さを見て、思わず殴りたい衝動にwwww おっさん、可愛すぎてムカつくwwww んで、忍チンは忍チンで、撫でくりまわしたくなるくらい可愛いですっ!!!! ヒロさんにひっそり対抗心燃やしてるのが、ものっそ可愛いです!! 『もっと俺に甘えてよ』ってのが、らしくて可愛いなぁ〜…と思うのです! 宮城、オッサンだもの!17も離れてるんだもの! 「甘えるなんて絶対無理」って理性で拒否しそうなので、是非ともそのちっぽけな理性を、忍チンにぶち破っていただきたいものです 何はともあれ、うな様!! 予想外の嬉しいプレゼントをありがとうございますVvv こっちこそ、150歳くらいまで生きられそうですwwww 新月鏡
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